予防接種について
予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチンを事前に接種しておくことにより、特定の病気になりにくくし、また、たとえその病気になったとしても重症化しないように行われます。多くの方が予防接種を受けることにより、感染症の流行を阻止する集団免疫の効果も得られます。当クリニックでは、主に成人を対象にインフルエンザおよび肺炎球菌ワクチンの接種を行っております。なお、これら以外の予防接種についても対応できることがあるので、お気軽にご相談ください。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンを接種しておくことにより、インフルエンザを予防することができます。日本では、例年12月～翌3月頃の寒い時期にインフルエンザが流行します。インフルエンザワクチンを1回接種することによる持続効果は約5ヵ月、接種後に効力を発揮するまで約2週間が必要なので、高い効果を得たければ11月頃までに接種するようにしてください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎の原因菌はいくつもありますが、最も多いのが肺炎球菌によるものです。とくに、高齢者や糖尿病などの基礎疾患を持っている方は肺炎に罹患しやすく、しかも治りにくい傾向があるため、肺炎によって死につながるケースも少なくないのです。肺炎球菌ワクチンを接種しておくことにより、こうしたリスクを減らせます。なお、接種後5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みが強く出るケースがあります。再接種を希望される方は、前回の接種から5年以上の間隔を空けてください。
